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富士見台市みずほ台小学校「和楽器の響き」


○ 2017年07月11日(火)


埼玉県富士見市立みずほ台小学校で音楽鑑賞教室「和楽器の響き」がありました。「子どもたちに中々聴く機会の少ない和楽器の音色を聴かせてあげたい」とお話があり、今回は箏、三味線、十七絃、尺八の4名編成、2回公演でお届けいたしました。一曲目はそれぞれの音、合奏形態に触れていただこうと、江戸信吾作曲の「証城寺のスケルツォ」を演奏いたしました。童謡「しょうじょうじのたぬきばやし」をモチーフにした人気の曲で、冒頭かっこいい尺八のソロが始まると子どもたちはめずらしい音色にじっと聴き入っていました。途中には聞き覚えのあるメロディに頷くお子さんも。次曲の古典「六段」では、演奏家の「江戸時代から続く音を聴いてみよう。みんなが知っているバッハよりも前の曲で、江戸時代の風や情景を想像しながら聴いてみてね」というお話のあと、三曲演奏が行われました。楽器紹介ではそれぞれの楽器をわかりやすく説明。楽器の生まれた過程や材質や仕組みを紹介し、実際に「春の海」や「さくらさくら幻想曲」など演奏いたしました。その後には「日本の歌メドレー」では知っている童謡もたくさん。「トンボのめがね」や「あんたがたどこさ」が始まると、低学年を中心に一緒に歌う子どもたちも多くいらっしゃいました。そしていよいよ体験コーナーです。「なべなべそこぬけ」を題材に、あらかじめ決めていただいていた各学年1名ずつの代表の児童に実際に箏を体験していただきました。そのほかの皆さんにはエアお箏で親指とエア絃を前にみんなで練習し、歌いながら弾いていただきました。最後には全体合奏。体験したお子さんは感想で「楽しかった!」「難しかったけど、うまく弾けて嬉しかった」とお話してくれました。最後には「世界に一つだけの花」、アンコールには「情熱大陸」を演奏し、一緒に歌ってくれたり手拍子をしてくれたりと盛り上げてくれました。みずほ台小の皆さんは終始静かに、また問いかけには積極的に手を上げてくださり、素晴らしい姿勢で聴いてくれました。みなさんにとって初めてだった「和楽器の響き」に少しでも興味を持ち、楽しんでいただければと願ってやみません。