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○　２０１６年１１月１７日（木）

静岡県・掛川市立桜木小学校で「オーケストラであそぼ！」の公演がありました。午前は低学年(５０分公演)、午後高学年(６０分公演)の２回公演でお届けしました。桜木小学校は、指揮の一村が毎年リコーダー講習で教えているため、３年生以上はよくご存じとのこと。また、先生の中には、「オーケストラであそぼ！」が３回目だという先生もいらっしゃったりと非常にアットホームな公演になりました。 「シンコペイティットクロック」では、リズムに身体を揺らせながら聴いていました。最後のスライドホイッスルが鳴る部分では、打楽器奏者が一人で様々な楽器を鳴らしている姿には「すごいっ！」と大きな拍手がなりました。また、高学年のみにお届けした白鳥の湖より「情景」では、演奏が始まると「この曲かー！」と目をキラキラしながら、クラリネットの音の響きにうっとり！生で聴くオーケストラの魅力を楽しんでいただきました。 参加コーナーはどちら学年も「１分間指揮者コーナー」を行いました。「ハンガリー舞曲第５番」を指揮しました。低学年では、代表の児童が一村からの指揮の指導を受けている時に、座っている児童のみなさまも一緒に指揮の練習を行っている姿が印象的でした。少し難しいかなと思っていた１年生でも立派に指揮を成し遂げていました。高学年では、さすが高学年！と思わせるような指揮ぶりでした。特に６年生の児童は、片手だけではなく、感情を両手にこめて指揮を振り、 しっかりと演奏家のことをみる姿には児童のみならず先生方も深く関心しておりました。指揮者体験で選出された児童の中には、「ハンガリー舞曲第５番」を聴いたことがないという児童も多かったのですが、それぞれの思いを指揮にのせた十人十色の「ハンガリー舞曲第５番」を楽しむことができました。代表の児童からは、自分が指揮を振ることによって演奏家が演奏してくれたり、様々な楽器の音色を聴くことはできて楽しかったなど感想をいただきました。びっくりサプライズとして先生にも指揮を体験していただき、大変盛りあがりました。 児童のみなさまが一番楽しみにしていた曲は「スターウォーズ」です。たった１６名で演奏しているとは思えない迫力に児童のみなさまも驚いている様子でした。様々な楽器が重なり合い、音楽を創りあげるということが伝わる１曲になったのではないかと思います。 最後に代表の児童からは「オーケストラに興味を持った」や「もっと音楽を聴いてみたい」などと音楽をより好きになったことが分かる感想をいただき、大変嬉しい気持ちになりました。これから年明けにかけて、テレビ番組などでオーケストラの演奏が見る機会が多くなります。テレビのみならず、少しでも「生」のオーケストラを聴きたいいう気持ちになれば幸いです。 帰りの道中には、雪がかかった富士山を見ることができました。何度観てみも飽きない日本一の山には、引き込まれるような不思議な力があり、ついつい見とれてしまい、豊かな気持ちになりました。